『暴君様は優しくなりたい』最新話までのあらすじを、感想・考察と一緒に紹介していくよ！ ※ ネタバレあり
こちらでは1歳児の育児と手元がおぼつかない家事に奮闘している中で、スキマ時間という名の休息を見つけては漫画を読み、今までにも600冊ほど買って読んできた生粋の漫画オタクの私が、今ハマっている『暴君様は優しくなりたい』の感想や疑問、考察を書いています！
前の人生では誰にも愛されず暴君と化し、目の前にあるもの全てを切り倒した結果、全てを失い処刑されてしまったドロシアが、目を覚ますと私の二度目の人生が始まっていて、悪となり後悔したことを繰り返さないよう、優しく生きようと努力するロマンスファンタジー漫画『暴君様は優しくなりたい』。
この世に産まれたときから愛してほしい人に愛されず、最愛の人からも愛されるどころか嫌われ恨まれ、悲しみのどん底よりなるべくしてなってしまった暴君ドロシア。
愛されなかった悲しみ、たくさんの人々を傷つけ自身も傷つけた悲しみ、この悲しみを二度と味わわない為、どのように優しく生き、また愛され幸せになれるのか、最新話までのあらすじをご紹介します！
『暴君様は優しくなりたい』作品情報・原作は？
著者： [原作]Ramgue、[作画]KAKON
出版社： LINE WEBTOON
ジャンル： 少女漫画、女性向け漫画
話数： 73話まで更新中（2024/8/24現在）
原作は韓国の小説で【NAVER SERIES】にて配信されていてすでに完結済となっているよ！WEBTOONも【NAVER WEBTOON】にて読めるよ！
→ 原作小説やWEBTOONについて、詳しくはこちらで紹介しています！
『暴君様は優しくなりたい』あらすじ ※ ネタバレあり
たくさんの人々を傷つけ、自分の兄である皇太子をも殺し、ウベラ帝国の皇帝となった暴君ドロシア・ミリオネア。
暴君というと、「暴君の夫」とヒロインが戦っていくストーリーが多いけど、こちらはヒロイン自身が暴君だという珍しく斬新なお話だね！
ですがその裏は誰にも愛されず、どんなに努力しても一番欲しいものは永遠に手に入れることのできない悲しき少女の姿でした。
いやー重い。暴君となってしまったのは良くないけど、ドロシアのひどい扱いとそれでもひたむきに愛を求める姿を見ると、心が抉られるよ。
そして力で全てを思うがままに手に入れた結果、最愛の人はドロシアを憎み死んでいき、力を与えた者もその力で反逆し、最終的には怒りで染まった国に殺されてしまいました。
もうだめ。切なすぎて・・・。
ところが声が聞こえ目覚めると、再びドロシア・ミリオネアとして誕生していたのです。
これを、悪に染まり後悔だらけの人生となった私に、真面目に優しく生きろとの教訓、人生をやり直す為のチャンスを授かったと考えたドロシアは、人に優しくということを念頭に置きます。
しかし理不尽に忌み嫌う父親、悪意のない独善的な優しさを与えてくる兄に心の平穏が保てず、それでも冷静に対処するが時には感情が溢れ、常に自分の中の黒い感情と戦わなければいけません。
兄は優しいがもっとちゃんとドロシアの気持ちを考えてほしいし、父親は・・・あれはだめだ。真の暴君はこっちだったね。
ですが、「優しく生きる」を目標に掲げているドロシアは、優しさの基準点を導き出し奮闘します。
二度目の人生も同じ恵まれない環境に置かれるドロシアが、暴君だった私にけじめをつけ、新たな人生で優しく生きていけるのか、そして愛を渇望していた私が誰かに愛される日はやってくるのか・・・！？
悲痛な過去を持つドロシアに涙が止まらない・・・。泣
大丈夫、すでに優しさは持っているし、たくさんの人に愛される未来が私には見える！！！
『暴君様は優しくなりたい』1話～最新話までのあらすじと感想 ※ ネタバレあり
ここから各話をお読みください。随時更新していきます。
| 1話 | 2話 | 3話 | 4話 | 5話 |
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| 56話 | 57話 | 58話 | 59話 | 60話 |
| 61話 | 62話 |
『暴君様は優しくなりたい』魅力あふれる登場人物
『暴君様は優しくなりたい』には、メインキャラクラー、サブキャラクターともに可愛いや美しい、悲しいや憎いなどいろんな感情を沸き起こさせてくれる面々が揃っています。
無愛想なキャラクターですら、無愛想なりにいろんな感情を出してくれるので、そこがまた魅力あるところだね～。
それでは、お話の中で登場するキャラクターたちをご紹介していきます！
ドロシア・ミリオネア（愛称：ドロシー）
ウベラ帝国の皇女。
幼少期の頃から理不尽な理由で父親からの愛を受けれず、最愛の人にも憎まれながら先立たれ、悲しみの末自分勝手に人々を傷つける暴君と化した。
罪なき人を傷つけるのはもちろん良くないけど、何よりも父親が頭が割れそうなほど酷すぎて、そうなってしまうのもおかしくないように思える。
国民の怒りを買い処刑されてしまったが、私自身の二度目の人生が始まり、「もうあんな後悔はしたくない」と優しく生きることを決める。
心に暗い影が残り辛いことがあっても、人に優しくしようと一生懸命考え努力する姿に全力で応援したくなる！！
レイモンド・ミリオネア（愛称：レイ）
ウベラ帝国の皇太子で、ドロシアの兄。
ドロシーのことが心の底から好きで優しくしているのはよく分かるが、あまり深くまで人の感情や物事を考えられないのか、優しさのつもりが結果としてドロシアが傷つくことになる。
レイは何不自由なく愛情たっぷりに育ったから、脳内がお花畑気味なのかな。
なんとかドロシアと仲良くなりたいが、突き放されどうしたらいいか悩んでいる。
まずドロシーがどういう環境でどんな気持ちで過ごしているか、そこを気付くところから初めてほしいね。
カルノン・ミリオネア
ウベラ帝国の皇帝で、ドロシアの父親。
ドロシアが産まれたと同時に最愛の人を亡くし、理不尽にもドロシアを憎み嫌っている。
産まれたときから今までずっと放置して、ドロシアが父親の愛を求めたり、何をしようとどこへ行こうとも一切の関心がない。
あーーー。良いところが欠片もない。救いようがない。早くこんな人処罰してくれ。顔見ただけで私の気が狂いそう。この人のせいでレイとも仲が悪いんだよ。諸悪の根源。
アリス・ミリオネア
ウベラ帝国の皇后で、ドロシアの母親。
ドロシアを産んで亡くなった。
どんな人だったんだろう。もし生きていたら家族円満でいたのかな。
サリー
ドロシア付きのメイド。
ドロシアのことを可愛がり味方でいてくれる。
何をしても関心がない父親に対してやきもきしている。
父親の態度に疑問を持って、心配してくれるのはありがたい。ドロシーはこの愛情に気付いてるのかな？
テオン・フリード
前世でドロシアが愛した男。
生涯愛していた女性が殺され、間接的に携わったドロシアを憎み自ら命を絶ってしまう。
今世では只事ではない環境に置かれるドロシアを気にかけ、いろんな一面を見ているうちにだんだんと好意を抱くようになる。
性格も良さそうだけど前世のことがあるから、結局ドロシーにとって思わせぶりな感じになって傷つけるのだけはやめてね！
ジュリア・デリヴィーニュ
前世でテオンが愛していた女性。
とても可愛らしい容姿をしていて、小さい頃からテオンとは友達。
純粋で優しそうな子だけど、ドロシーにとったら恨めしい相手だよね。
クララ
別宮でのドロシア付きのメイド。
明るい陽気な性格で、いるだけで場を和ましてくれる。
ドロシアのことを考え、時には楽しくお話し、時にはしっかりと叱ってくれたりと心の距離を開けずに愛情を持って接している。
クララがテンション高く常に笑顔だからか、ドロシーの表情も皇宮にいたときよりも穏やかに見える！
ステファン・グリンウォール
帝国最高の光輝の騎士団所属で、ドロシア皇女の護衛騎士。
前世ではレイの護衛騎士としてドロシアに殺されたが、今世ではドロシアの気持ちを汲み取り優しさを見せ、忠誠の心を忘れない。
最初は嫌々ドロシーの護衛をしているのかなと思ったけど、主君の評価に惑わされず、自分の信じた道を歩んでいるのはかっこいいね。
無愛想ではあるが、意外と感情がじわじわ出ていたり、着ぐるみを着たりしてドロシアに喜んでもらおうと頑張る。
寡黙で不器用な人だけど、彼なりにドロシーの気持ちに寄り添っている姿はあまりにも優しいお兄さんすぎるのよ・・・。
イーサン・ブロンテ
ブロンテ公爵家の次男。
庶子ではあるが、容姿端麗で人柄も良い為「金色の目の天使」と呼ばれ、絶大な影響力を誇っていた。
その後、ドロシアの前の人生では最側近として尽くす。
ドロシアに好かれる為喜んでもらう為ならどんなことにも手を染めていたようだから、病的なほど行き過ぎた愛情を持っていたんだね。
両親から大切に育てられているものの、庶子なゆえに世間の目に当たらないよう隠されている。ドロシアが同じような境遇だからなのか、今世でもドロシアに好意を寄せる。
圧倒的に綺麗な顔立ちで、ドロシーと並んで美男美女！時折見せる腹黒そうな表情はヤンデレさんなのかしら？・・・それは大好物だ！！！
レニエル
別宮の料理長。
しなびた野菜もおいしくする天才料理家。
ぜひ、食べさせてください・・・！！
ネレウス・フォンズ
ハルク王国の王子。
精霊を操れないドロシアを見下して、王族とは思えない言葉遣いで貶す。
しかしその傲慢な態度は、ドロシアの頭脳と剣術の前には礼儀を改めるしかならなかった。
なんだこの失敬な青髪くんは。父親も一国の王とは思えない話し方だったから、この親にしてこの子ありだね。
ジョイ（姉）＆ポー（弟）
幼いながら鉱山で働かされそうなところを、ドロシアに助けられた姉弟。
ドロシアとともに生活することになったが、恩返しをしたい二人は、ジョイは剣術を磨いて守れるように、ポーは料理を覚えて美味しいご飯を作れるように頑張っている。
最初はやんちゃな少女かと思ったけど、二人とも姉弟思いで健気で心がほんわかするね～。
『暴君様は優しくなりたい』はどこで読める？
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『暴君様は優しくなりたい』は毎週水曜日に更新です。
あ～、この1週間が待ち遠しい・・・。
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『暴君様は優しくなりたい』感想と少しの考察
まず人物も背景も綺麗で、あっという間に物語の世界に引きずり込まれてしまいました！
ドロシーはどんな表情も可愛いし、イーサンはとてつもない美しさを持ってますね。
見てるだけで目が良くなりそうだ～。
暴君と聞くと救いようのない悪だなとか、早くギャフンと言わせてと思いがちですが、こちらの暴君様に関しては残虐な悪だったにも関わらず、お願いだからドロシアにたくさんの幸せを授けてくれと祈ってしまいます。
それもそう、このお話は悲惨な事実から始まりました。
最初はドロシーが皇帝になれないのを嫉妬してレイを憎んだのかと思っていましたが、まさか産まれた時から父親に愛されないなんて。
本当になんだこの父親は。もう父親と名乗るのもおこがましいよ？
かたや兄のレイは愛情たっぷりに何でも手に入れて、自分には何もない。
ずっとこのような環境で過ごしてきたのなら、暴君と言われるまでになるのも納得せざるを得ないなと思いますね。
絶対優しい子なのに父親のせいでこんな悪に染まるなんて、悲しすぎる。泣
二度目の人生も胸が痛くなる場面が多いですが、元々ドロシーは人想いの優しい子だと思うので、純粋に愛情を持ってくれる人たちと笑顔で幸せに、本当の家族のように過ごしてほしいと願います！
何も悪いことしていない。ただお父さんからの愛情が欲しかっただけの子。ドロシーは幸せになる権利がある！！！
そして最終的にドロシーは誰かと結ばれるのか。
私はイーサンと結ばれるのではないかと思います！
前世で憎まれ恨まれていたテオンも今世はドロシーに好意がありそうですが、やはり前世も今世もドロシーを側で常に支え寄り添っているのはいつだってイーサン。
お互い愛がもらえていない同士分かち合ったんだ。どんなときでも独りじゃないっていうのは精神的に強いよね。
イーサンもヤンデレ気質のような危ない一面もあるものの、全てはドロシーを思ってのこと。
小さい内から危険なにおいを醸し出したけど、自分の欲を優先せずドロシーが嬉しいことを考えるようになっていくイーサンは、ドロシーにとっても安心で気持ちも穏やかになっているような気がします。
前は依存し合った結果、二人とも破滅の道を辿ってしまったけれど、次はお互いを尊重し高め合える存在であってほしいな。
ドロシーにはどんな未来が待っているのか、また父親にどんな天罰が下るのか、今後が楽しみでしょうがないです！！
今のところ日本語での単行本の発売は未定ですが、ebookjapanとLINEマンガでお得に読めますので、気になった方はぜひ読んでみてください！
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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