『お姉様、今世では私が王妃よ』1話のあらすじを、感想・考察と一緒に紹介していくよ! ※ ネタバレあり
こちらでは、1歳児の育児と手元がおぼつかない家事に奮闘している中で、スキマ時間という名の休息を見つけては漫画を読み、今までにも600冊ほど買って読んできた生粋の漫画オタクの私が、今ハマっている『お姉様、今世では私が王妃よ』の感想や疑問、考察を書いています!
『お姉様、今世では私が王妃よ』1話あらすじ ※ ネタバレあり
※ 以下、1話のネタバレを含む記事になるので、見たくないよという方はご注意ください。
表紙では余裕の表情を浮かべるチェーザレと、男には媚びず自分の意志が強そうなアリアドネがいますが、やはりどちらも美しさはありますね。
前世では良いように利用され絶望のどん底へ、今世こそは何があっても負けず挫けずというかっこよさを感じるアリアドネが、敵だらけの中、どのような頭脳戦を見せてくれるのでしょうか・・・。
それでは、1話のあらすじに行ってみましょう!!
愛されたいがための大罪
物語は凄惨な事件から始まります。
婚約者であるチェーザレの愛をもっと存分に受けたいアリアドネは、チェーザレの望みである王位に就くための協力をしました。
まともな判断も下せないような精神状態だったのかもしれない・・。
しかしそれは自分の身を滅ぼす一手に過ぎなかったのです。
上手く事を終えたアリアドネは、チェーザレに「王国で一番高貴な女にしてやる」と言われ、これまでにない幸福感を味わうのでした。
この一瞬の幸せのために、手を赤く染めてしまうほど盲目になっているんだね。
愛する人の裏切り
自分の全てを投げ出してチェーザレに多大なる貢献をしたアリアドネですが、【あの時の約束】はなかなか果たされません。
何年も放置状態なんて嫌な予感。期待が不安に蝕まれていく。
それでも辛抱強く粛々と彼の側で支え続けていました。
もう少し待てば、もう少し辛抱すれば、きっと長年の願いが叶う。
アリアドネにとって幸せなひとときであるはずの時間も、もうすでに表情は幸せを感じているとは思えないよ・・・。
そう思っていた矢先、チェーザレからあまりにも辛く悲惨な発言を受けることになるのでした。
「王妃にはイザベラがつく予定だーーー。」
『お姉様、今世では私が王妃よ』1話を読んだ感想
自身の道を踏み外す決定的な事件を起こしてしまったアリアドネ。
もう善悪の判断ができないまでに、チェーザレがすべてになっていたんですね・・・。
「愛する人のためなら何でもできる」これが悪いほうに働いちゃってるよ~。
手が震えて恐怖はあったんだろうけど、その怖さや罪悪感よりも彼の愛をもっと受けることができるかもしれないという、期待と喜びのほうが上回っているよう。
アリアドネはただの愛というより、依存心や執着心が強い気がする。
期待通りチェーザレからは「王国で一番高貴な女性」、つまり「王妃」にしてやると宣言され、手を染めたことに何も後悔はないのでしょうね。
あんなに幸せに満ちた表情してるもんね。チェーザレの褒め言葉が何よりも嬉しいんだろうな。
にしても「ウハハハハ」って何て分かりやすい悪役!ろくでもないことがにじみ出てるな~。
しかしチェーザレの今後の人生を大きく変えるほど貢献し、その後もチェーザレの側で彼を支える仕事をそつなくこなしてきたにもかかわらず、何年も放置・・・。
チェーザレは王の私生児のようですが、それを貶しあざ笑う貴婦人に対しアリアドネは反論しましたが、当の本人にはアリアドネよりも貴族のほうが大事だと言われる始末。
あんなことまでしたのに、こんな仕打ちがあっていいのか。
もうこの時点で、チェーザレはきっとアリアドネのことを愛しているわけではないのかもということが、嫌でも分かってしまいます・・・。
アリアドネの期待と不安が募る心は切ないね。
チェーザレが夜訪ねてきて体を合わせてきても、少しも幸せそうでないアリアドネ。
結局何年も報われず過ごしてきた結果、妻にしてくれるという約束が本当に果たされるのか、不信感を抱いてきているのでしょうね。
いつまでも言いなりになるだけの従順な人形なんて、辛いだけだもの。
そして・・・。
なんで王妃にイザベラーーーーー!!???
しかもどのタイミングで言ってんの!!!!
嘘でしょ、ほんとに。心臓発作起きるわ。
約束は破るわ、逆ギレするわ、開き直るわ、最後には厄介者扱いするわ、なんだこの男。
とても胸くそ悪いでございます。
おかしいのはアリアドネじゃなくてあんただよーー!アリアドネは当たり前の反応だよ!!
アリアドネも正常な判断ができず、大罪を犯してしまうほど盲目になってるのはどうかと思ってしまったけど、それでも女性を都合の良いように利用し、用が無くなったら乱雑に捨て去るのは許せないですね。
チェーザレに天罰が下る未来、はやく見せてくださいーー!!!
『お姉様、今世では私が王妃よ』1話の疑問点と少しの考察
私が思う1話での疑問点、考察する点は1つです。
アリアドネの薬指が無くなった理由とは
アリアドネがチェーザレに対して怒っているとき、あなたのために薬指が無くなるほどのことをしたと言っていましたね。
一体それは何なのでしょう?
昔、男女の誓いの証として小指の第一関節部分を切断するというものがあったようですが、それの一種なのでしょうか。
ちょっと怖い気もするけど、それほどあなたを愛しているよということなんだろうね。
小指ではなく薬指という点が異なりますが、日本と韓国の文化の違いがあったり。
でもそれであれば、アリアドネだけでなくチェーザレも切断しているはずですよね。
男女の誓いで女性側だけなんて、そんなことあるの?
しかしチェーザレはそんなことをしていないので、他に何か理由があったのか・・・。
例えば何か事件が起こりチェーザレに疑いが向けられたが、それを庇って指を切る羽目になってしまったとか。
うーん、そこに関して詳しく描写はされていないから分からないな。
なんにしてもとても大切な左手の薬指を犠牲にするなんて、チェーザレに対してのアリアドネの気持ちの大きさがよく分かりますね。
『お姉様、今世では私が王妃よ』1話のストーリーまとめ
・崇拝するチェーザレのために、アリアドネは王子を殺害
・結果、アリアドネを王妃にすると約束した
・しかしその後数年放置され、突如イザベラを王妃にすると告げられた
最初っから最後まで、もやもやもやもやもやだったよ。
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