『せっかく令嬢に憑依したのにすでにやらかした後でした!』3話のあらすじを、感想・考察と一緒に紹介していくよ! ※ ネタバレあり
こちらでは1歳児の育児と手元がおぼつかない家事に奮闘している中で、スキマ時間という名の休息を見つけては漫画を読み、今までにも600冊ほど買って読んできた生粋の漫画オタクの私が、今ハマっている『せっかく令嬢に憑依したのにすでにやらかした後でした!』の感想や疑問、考察を書いています!
『せっかく令嬢に憑依したのにすでにやらかした後でした!』前回(2話)のあらすじ
悪質な事件を起こしたクリスティナは、罰として処刑権限を持つ監視役セドリックが付き、一緒に暮らすことになりました。
ぞんざいな扱いかと思いきや、想像もしていなかった丁寧な暮らしをさせてもらえるようです。
そんな中食堂で、セドリックが待っていると告げられるのでした。
とうとう緊張と不安のこの時が来た。何か言われるのか、ただ食事中も怪しいことをしないか監視するだけなのか・・・。
→ 『せっかく令嬢に憑依したのにすでにやらかした後でした!』2話のあらすじネタバレ
『せっかく令嬢に憑依したのにすでにやらかした後でした!』3話あらすじ ※ ネタバレあり
※ 以下、3話のネタバレを含む記事になるので、見たくないよという方はご注意ください。
それでは、3話のあらすじに行ってみましょう!!
監視役セドリックとの気が休まらない食事
食事の時間となり食堂に向かうクリスティナ。
そこには無表情、また怖さもあるセドリックが・・・の前に!!!
テーブルにはたくさんの豪華なメニューが!
どれもこれも社畜生活時代には食べられない高級食ばかりで、クリスティナは脇目も振らず一心不乱に次から次へと口に運びます。
てっきり質素な、生きるのに最低限の食事と思っていたから嬉しいね~!
すると一筋の鋭い視線が・・・。
クリスティナは、がっつき過ぎた!?食べ方に品が無い!?このままズバッとされてしまうのでは!と怯えますが、セドリックは「罪人でもあるが、客人でもある」と以外な言葉を残し、先に去って行きました。
『不倫は不倫でお返しします』や『再婚承認を要求します』のように好ましくない、思い通りにならない令嬢や皇后には一切の気遣いがないパターンが多いけど、セドリックは最初から優しさが垣間見える珍しいタイプで、モヤモヤがあまりない気がするね。
少し戸惑いましたが、好感度なんて欠片もない状況には変わりありません。
そこで食器を片付けるメイドさんを見て、これだ!!!と思いつくのでした。
好感度上昇!?労働に熱意を向けるクリスティナ
クリスティナは0以下の好感度を少しずつでも上げていくために、城内で働くことを決意します。
さっそく庭掃除をしているとセドリックがやってきて、一体何事かと質問を投げかけてきました。
セドリックが怪しむのも仕方ないよね。今までのクリスティナは自分が働くどころか、人に全部させて楽してきたんだから。
クリスティナは、憑依前の社畜生活が長かったおかげで暇な時間があると落ち着かず、「罪滅ぼしをさせてほしい」とお願いをします。
ここでセドリックの様子が少しおかしかったけど、お願いするクリスティナが可愛くてドキッとしちゃった?
しかし、冷めた表情で「すぐ飽きるだろう」と背を向けて行ってしまいました。
セドリックの言い草に腹が立ったクリスティナは、その苛立ちを力に変えてさらなる勢いで労働をするのでした。
そんなこんなあっという間に一ヶ月が経つと、飲み込みが早く理解力もあるクリスティナは頼られる存在となり、みんなと協力してにこやかに働く姿から使用人たちに慕われるようになっていました。
そしてその間に、この屋敷には通常よりも使用人がかなり少ないこと、この家の公爵は高齢ということもあり滅多に外には出ないということに気が付きます。
現在の公爵様は今後どうなるのか。何か重要な役割を担ったりするのかな?
そしてもう一つ、この世界には魔法があるみたいですが、残念ながらクリスティナには魔力がなく使えないようでした。
落ちた先には王子様!それとも処刑人!?
クリスティナはお庭を歩いていると、風で飛ばされたであろう洗濯物が木に引っかかっていることに気付き、サカサカサカと人間を超えた動きで登って取りに行きます。
お猿さんもびっくりの身体能力!!
たどり着き手にしたものはハンカチ・・・ではなく、セドリックの肖像画!??
驚いているところにセドリック本人が近づいてきましたが、この絵を持っていることがバレるのを恐れ隠れようとするも、足が滑り落下してしまいます。
すると目の前に黒髪で金色の瞳をした綺麗な顔立ちの男性、セドリックが。
見惚れていると、一瞬にして形成逆転、押さえ込まれてしまいます。
目に優しい綺麗な顔、私も目の前で見たーーい!
そんな少女漫画のような展開、うらやましいよ~。
『せっかく令嬢に憑依したのにすでにやらかした後でした!』3話を読んだ感想
3話を読んだ私の感想です!
とうとうセドリックが待ち受ける食堂にやってきましたが、いや待って!その前になんて美味しそうなごちそうの数々・・・。
クリスティナが無我夢中で食べてしまう気持ち、とてもよく分かります。笑
漫画を読むことと同じくらい食べることも大好きな私。
こんなの目キラキラ、よだれダラダラ、ご飯に向かって猪突猛進~♪
でも幸せそうに食べていると、背筋がヒヤリとする視線が。
処刑、常に自分の命がかかっているクリスティナからすれば、セドリックが無言でこちらを見ているというだけで心拍数上昇ですね。
ポケモンやドラクエならラッキーターンなのになぁ。
マナーがなってないのか、下品な食べ方なのか、はたまた声も掛けずひたすら食べていることに怒っているのか、気が気でないクリスティナをよそに「口に合ったようだな」と気遣っていたような言葉が。
今まであんなに有無を言わさない、殺伐とした雰囲気を醸し出していたのに、心地を伺うような言葉を掛けるとは。一見冷たそうに見えるけど、そうでもないのかな?
意外でしたね。
私はてっきり ”これから気を引き締めていくように” 、 ”ご飯が豪華なのもこれが最後だ” 、 ”囚人のようなみっちりしたスケジュールをこなせ” など気が滅入るようなことを言われるものだと思っていましたから。
それにしても怖いけどね!怯えちゃうけどね!血の気がサーッと引いていったよ。
クリスティナが綺麗なお部屋とドレスのお礼を言うと、「罪人でもあるが、客人でもあるからな」と返ってきましたが、これはセドリックの優しさなのでしょうか?
どんな相手であっても礼儀を忘れない、できたお方なのでしょうか。
見た目も整った顔立ちで、中身も紳士、そして公爵家の次期当主で皇族の騎士だからきっと頭も良い・・・パーフェクトじゃないですか!
そしてクリスティナは好感度爆上げ、社畜体質になり暇が耐えられない自分の体のために、労働することを決めました。
素晴らしい心意気だなと思いますが、クリスティナが働く姿を見たセドリックは不審に思ってそうですね。
それもそのはず、元のクリスティナは天変地異が起ころうともそんなことはしないはずであり、なんなら他人に雑務をさせてこき使うような人でしたから。
急に人が変わったように真逆の行動をしていたら、何か裏があるのかと疑ってしまうよね。まぁ実際変わっているんだけど。笑
クリスティナが「働いている方が性に合っている」と言っているシーンですが、”社畜極めました”みたいな表情がわりとお気に入りです!
見た目はクリスティナなのに、憑依前の主人公の我が出てきたようで。笑
セドリックが事の真意を聞き出そうとしますが、クリスティナが「今までの罪滅ぼしがしたい」と訴えると、一瞬ビクッとしていましたね。
これは悪意など無い、純粋で真剣な眼差しに心が掴まれかけたんでしょうか。
セドリックの心の内を想像すると、ニヤニヤしてしてしまいますね~!
笑わない鉄仮面のような人を少しでも動揺させるとは、クリスティナの魅力がすごい!
ちなみに私は真っ先に心掴まれてます!!
その後、「すぐ飽きるだろうから好きにさせておけ」と言いますが、うーん照れ隠し?動揺を悟られないための。
クリスティナはセドリックのそんな態度に少しも認めてくれないなんてと怒りがこみ上げましたが、その気持ちを燃料にしフルパワーで働く姿、再び現れた!憑依前の主人公!
社畜パワーーーー!!!
つらいことでもめげずに頑張り続ければ、必ず自分の身になっているんだね!
するとそんな頑張りや誰に対しても優しく親しみを込めて接するようになったことから、あれほど恐れられていた使用人たちに頼られ慕われ囲まれているではありませんか!
これはクリスティナの嘘偽りない心からの行動や言動をもって、みんなと共に楽しく働いて過ごしてきた結果なんでしょうね。
憑依前の世界でも老若男女誰にでも好かれてたんだろうな~。
困っている人をほっとけなさそうな心優しさを持っているのがよく分かる。
そんな中、昼寝に行こうとするハンナさん。さすがです。笑
そしてこの世界には魔法というものが存在していましたね!
残念なことにクリスティナには魔力がないようですが、今後何かをきっかけとして魔力が宿ることがあるのでしょうか。
大事な人がピンチに陥ったとき、とても強い魔力が宿るとか・・・。
魔法なんて人生に一度は憧れるのに、魔法がある世界でたまたま魔力無しの人に憑依するのは悲しすぎる。・・・空飛びたい。
魔力がないことを嘆いていると、木の上に引っかかった洗濯物を発見し取りに行きましたが、なんというかそのポテンシャルがあれば魔力がなくても良いのでは、と思えるような筋力、運動神経の良さでしたね。
巨大なアスレチックに挑戦するSASUKEで完全制覇できそうだな!
ところが取ったものは洗濯物ではなくセドリックの絵でした。
端にセバスチャンと書いてあり、つまり執事長が書いたようですが、えーーまさかの趣味!
しかもしっかり上手いことで!セドリックのことをじっくり観察していないとここまでのリアル感、雰囲気は表せないですよね。
こんな絵を描くほどお仕えする坊ちゃまが大好きだなんて、熱烈なセドリックファンのとっても可愛いおじさまですね・・・好きだ~。
驚いている間に絵の本人がこちらに近づいてきたので、怪しい行動がバレないよう隠れようとしましたが足を滑らせ、なんとよりによってセドリックの上に落ちてしまいましたね!
押し倒す形になってしまったけど、クリスティナはセドリックのあまりの美しさに見入ってしまってます。
気持ちは分かる。すごく分かる。一生見てたいよね。目に優しいよね。
いやでも待て、油断するな!?
冷めた表情、声で、なんと無礼なことか、処する。って言われない!?
するとほら見たことか!って、えっっ!??
形勢逆転で押し倒されてる!!?
突き飛ばされたり罵声を浴びるかと思いきや、押し倒されちゃった!綺麗なお顔で近い近い近い・・・。//
ただ、木から飛びかかって襲ったと思われていないか少し心配ではありますね。
以前のクリスティナなら可能性はなくはないですから。
『せっかく令嬢に憑依したのにすでにやらかした後でした!』3話の疑問点と少しの考察
私が思う3話の疑問点、考察する点は1つです。
公爵家の過去とセドリックの胸中
セドリックが次期当主になる公爵家の現在の公爵は、セドリックの祖父であるということが判明しましたが、なぜお父様ではなく孫のセドリックが次期当主なのでしょうか。
お父様は公爵家を出たのか、亡くなったのか。
または公爵様の元に女の子しか産まれず、その娘の子に男の子、つまりセドリックが誕生したため次期当主になったということなのでしょうか。
今の時点ではセドリックの両親は出てきておらず、使用人たちの姿しか見当たりません。
その使用人でさえも、セドリックが多くの人と生活を共にすることが苦手だからかなり少ないようですし、おじい様も高齢のため滅多に部屋から出ることはなく、すでにセドリックが全てを担っているように思えます。
こんな大きなお屋敷の中でひとり過ごしているの?そんな悲しいこと・・・。
セドリックが無表情で一見冷酷そうに見えるのも、多くの人と生活することが苦手なのも、もしかするとご両親との関係にあったのではないかと思いました。
幼い頃から自分の意見が言えないほど厳しく言動行動を制限されていたり、またはセドリックに対して無関心で、話を聞いてもらいたくても甘えたくても、全てあしらわれていたり。
いくら公爵家の跡取りと言っても、幼い子どもに行き過ぎた感情をぶつけるのはいけないよね。
現在両親の姿が見えないことからおじい様に育ててもらっていたような気がしていて、そこに愛情があったのかもしれないですが、やはり幼い子どもはお父さんお母さんが恋しくなるもので、1番愛情を求めているところから与えられないのは精神的に塞ぎ込んでしまう部分はあるかと思います。
幼い頃から話したくても我慢、遊びたくても我慢、甘えたくても我慢と、我慢の連続だと自分の感情を表に出すことも笑顔になることもなくなってしまうでしょう。
大人になった今もおじい様は部屋から出ないため、会話も少なく、人と楽しく過ごすということがあまりないのかもしれません。
想像するだけで涙が溢れて・・・。
しかし極悪人のクリスティナにも気遣いができるのは、元々持っていたセドリックの優しい人を思いやれる性格があってのことなのでしょうね。
そんな彼の元に真っ直ぐで明るいクリスティナが現れたことにより、閉ざされていた心が少しずつ開かれて、心の底からの笑顔を見ることができればいいなと思います!
クリスティナの純粋な気持ちにほだされていくがよい!!
頑張れセドリックーー!!
『せっかく令嬢に憑依したのにすでにやらかした後でした!』3話のストーリーまとめ
・恐怖の監視役セドリックとの食事で、思わぬ気遣いに戸惑うクリスティナ
・セドリックからの著しく低い好感度を上げるため、クリスティナは労働することを決めた
・木から落ちた先には、1番会いたくなかったセドリックが
次回どう転ぶのか分からなくて感情がジェットコースター、動悸が激しいです。
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