『よくある令嬢転生だと思ったのに』1話のあらすじを、感想・考察と一緒に紹介していくよ! ※ ネタバレあり
こちらでは、1歳児の育児と手元がおぼつかない家事に奮闘している中で、スキマ時間という名の休息を見つけては漫画を読み、今までにも600冊ほど買って読んできた生粋の漫画オタクの私が、今ハマっている『よくある令嬢転生だと思ったのに』の感想や疑問、考察を書いています!
『よくある令嬢転生だと思ったのに』1話あらすじ ※ ネタバレあり
※ 以下、1話のネタバレを含む記事になるので、見たくないよという方はご注意ください。
表紙では二人の女性、この漫画の主人公エディットと小説の中のヒロインリゼがいますが、とても綺麗で美しく見惚れてしまいます。
どこからどう見ても悪女に見えませんし、とても優しい穏やかな表情をしているエディットですが、逆境の中どのように粛々と展開が進んでいくのでしょうか・・・。
それでは、1話のあらすじに行ってみましょう!!
私を殺す男との結婚
物語は好天に恵まれた、清々しい日の結婚式から始まります。
自分の人生において忘れられない、最高の思い出になりそう!
しかし花嫁、エディットに浴びせられるのは、招待客からの鋭い視線や朝笑う声、花嫁の姿に対し情欲を抱く様、そして何よりのちに私を殺す新郎キリアンのなんとも不服そうな表情。
とびきりの瞬間、幸福で満ちあふれている結婚式とは似ても似つかない重苦しいものでありました。
この世界は政略結婚も多いし、周りも祝福だけではなく色眼鏡で見ているのもよくあることなんだろうね。
主人公の残酷な終焉、そして悲しき悪女への転生
ギャンブル依存症の兄に金をよこせと迫られ、その際に階段から突き落とされ、不幸なことに亡くなってしまった主人公。
無念にも残酷な仕打ちで人生の幕を閉じましたが、ふと目覚めると昨晩読んだ小説【執着はお断り】の登場人物、エディットに転生していました。
ロマンスファンタジーのジャンルを好んで読んでいただけあって、転生したという事実の気付きと飲み込みがはやい!
エディットはヒロインの殺害を幾度となく試みる、愛と嫉妬に溺れた愚かな悪女。
しかし小説の内容を覚えている主人公は、愚かな行為をせず品行方正な生活を心掛ければと思った矢先、脳内で音声が響き渡り、今までのエディットの記憶が流れてきます。
【13番目のエディット・リゲルホフ】と言われた。主人公の前にもエディットに転生した人がいた?
悪女の皮を被ったエディットは、蓋を開けてみると家族や使用人にさえも暴力など残虐な仕打ちを受ける、悲惨なものでした。
最後にエディットと思わしき人から語りかけられているけど、あれは・・・。
仮面を被った伯爵家は、いざ公爵家へ
同等の力を持っていたリゲルホフ家とルドウィック家だが、さらなる力をつけたルドウィック公爵家が気に食わず、倒す計画を立てます。
力を取り戻すための作戦の重要な第一歩として、公爵家へエディットを嫁に出し機密情報を盗み出すことを考案しました。
自分勝手な伯爵に都合の良いように扱われ続け、良い操り人形になっているんだろうね。
『よくある令嬢転生だと思ったのに』1話を読んだ感想
1話を読んだ私の感想です!
幸せであるはずのシーンから始まりましたが、本来なら絶対にありえない光景でしたね。
誰一人として笑顔や幸せそうな表情を浮かべる者はおらず、皆が皆気分が悪くなる顔をしてます。
せめて夫のキリアンだけは、演技だとしても笑顔でいてほしい!
仮にも公爵家の結婚式なのに、そんなあからさまに嫌な態度を取っててもいいの?
なんだか最初から不穏な雰囲気がして、のちにスッキリする未来が待っているのか、胸くそ悪い展開が待っているのか、どちらに転ぶのでしょうか。
こんな雰囲気だから神官様の表情も浮かないように見え、言葉も薄っぺらくロボットがたんたんと言葉を連ねているだけのように感じてしまう・・・。
そしてエディットに転生する前の主人公の前世も悲惨なものですね・・・。
ギャンブル狂いの兄にさんざんお金を奪われた挙句、最後には殺されてしまうなんて。
部屋に入れないよう道を塞いで有り金全部よこせなんて、完全なカツアゲ!過去に主人公を助けたようだけど、だからって今何してもいいわけじゃないから!
早い人生の幕閉じだったけど、なんとすぐに新たな人生の始まり!
鏡を見るととても綺麗な女性の姿の自分、いくらウェブ小説でこの手のお話を読んでいたからと言っても、理解が早い!
私だったら何がなんだか分からず、実際自分の身にそんなことが起こるなんて想像もしていないから大パニックです。笑
転生を理解しても、その世界の作法も話し方も分からず「やばいやばいやばいやばい。」と不相応な言葉しか出てこないよ・・・。
それにしても悪女に転生し、なおかつこちらの世界でも冷酷な人に囲まれているなんて報われない。
悪女と言えば自由気ままにやりたい放題して、逆に迷惑をかけているイメージだから、全身痣だらけになり、血が滲むまで殴られるという扱いに衝撃を受ける・・・。
少なくとも世間に伯爵家をアピールするためのお人形であるなら、顔までボコボコにするなんておかしくないか?
家紋の広告塔に自ら傷をつけるなんて意味が分からない。伯爵さんは頭が回らず感情のままに行動してるの!?おバカなのか!
もしかしたら行事前は見えないところだけを殴り、行事がない時期は頭からつま先まで暴力をしているのかもしれない。
使用人も主人をストレス解消の道具にするなんて言語道断。
伯爵は知ってて認めているのか、なんにしろありえないですね。
家族と使用人からこんな扱いを受け、さらには夫にも蔑ろな態度をされると狂ってしまうのもしょうがないと思えてしまう!!
エディットに対するあの表情も、腹が立ちすぎて、悲しくなってきたよ・・・。
そして伯爵の公爵家討伐計画。
いやいや、いくらライバルに公爵の座を先越されたと言っても、理不尽な理由の逆恨みはやめようよ~。
「僕が欲しかったものだから僕にちょうだい。」と小さな子どもが言うならまだしも、大の大人、おじさんが言うのは恥ずかしいよ?
エディットをスパイとして送り込むことになりましたが、もう元のエディットではありません。
主人公のひたむきな強さと、どんな逆境でも前を向き一筋の道を見つける力を振り絞って頑張ってほしいですね!
伯爵の一発ギャフンと言う姿を見たい!切実に・・・!!
過去から現在、常に辛い状況なのにめげずに真っ直ぐ前を見る強い眼差し、惚れてしまう!
『よくある令嬢転生だと思ったのに』1話の疑問点と少しの考察
私が思う1話での疑問点、考察する点は2つです。
・主人公の両親はどうしている?そして兄の感情は?
・13番目のエディットとは
主人公の両親はどうしている?そして兄の感情は?
主人公の兄は出てきましたが、両親はどうしていたのでしょうか。
兄がギャンブル狂いになり、妹に何度もお金をせびって苦しめていました。
そのことを両親は知らなかったのでしょうか?
健在であれば主人公も助けを求めることもできたと思うのですが、そうしなかったのは両親とも不仲であるからかもしれません。
転生後に温かな家族愛を求めて、心を躍らせていたぐらいだもんね。
両親にも放っておかれ、兄にはさんざん利用された挙げ句殺されてしまう。
本当にひどい家族で、胸が痛い、心が切ない・・・!!泣
せめてもの、兄はその後悲しんでくれたのでしょうか。
いや、良い金づるがいなくなってしまったとしか思っていないかもしれませんね。泣
事故として処理されてないよね?兄にも罰を下してくれ!!
13番目のエディットとは
主人公に元のエディットの記憶が流れる際、「13番目のエディット・リゲルホフへ、記憶の同期化を開始」との音声が聞こえてきました。
ゲームの世界であるかのような、システム的な声だった。
これは一体なんだ?
13番目のエディット・・・ということは主人公の転生前にも、誰かが転生している1~12番目のエディットがいたということなのか?
では12人のエディットはどうなったのでしょう。
この世界は小説の中の世界なので、もちろん原作というものがあります。
ということは、原作通りに物語が進むとやがてやってくるのは・・・死。
エディットは夫に殺されるという悲痛な結末を迎えるのですから、今までのエディットたちは原作の流れを変えることができず、ゲームオーバーとなってしまったのかもしれません。
物語の中でエディットがハッピーエンドを迎えるまで、何度も何度も転生を繰り返し、そこで13番目に主人公が選ばれたということ。
この世界の管理者がいて、いろんなタイプのエディットで本当にゲーム攻略のようなことをしているのでしょうか。
最後にエディットと思われる人物から主人公に「やれそう?」と語りかけられました。
このシーンを見た瞬間、すごくゾクッとしてしまった・・・。
1~12番目のエディットがいますが、この方はエディット本人のような気がしますね。
座り込む後ろ姿からは、「私を助けて」とでも言うかのような哀愁を感じます。
12回ほどの残酷な人生を歩んだであろうエディット、今回こそは13番目の主人公が幸せに導いてくれるから信じて待ってて!私も幸福が訪れるよう祈りを捧げます!
『よくある令嬢転生だと思ったのに』1話のストーリーまとめ
・キリアンとの望まない政略結婚
・不幸な死により、小説の中の悪女エディットに転生した
・伯爵の企みがある中、公爵家へ
どちらの世界でも家族愛に恵まれなかった主人公。
持ち前の精神の強さで、なんとしてでも幸せになってほしいです!
いや、なれるね。絶対大丈夫だ!いくつもの困難があるだろうけど乗り越えて!
最悪な家族と最初から良く思われていない公爵家との顔合わせ、どうか大波乱が起こりませんように・・・。
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